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B型肝炎訴訟  
   最高裁判決勝利から3年
          弁護士 牧 亮太

B型肝炎訴訟については、前回の活動報告にて、2006年(平成18年)に集団予防接種での注射針などの連続使用について国の責任を認めた最高裁判決が下されたことに触れました。

 その最高裁判決が下されてから、3年が経過しようとする日に、最高裁判決を勝ち取った元原告の方々が舛添要一厚生労働大臣と面談し、B型肝炎問題の早期解決を求めました。

その場において、舛添大臣は、「きちんと反省し、心よりおわびを申し上げたい」と謝罪をしました。

しかし、国は最高裁判所が責任を認めてから3年も経過するというのに、B型肝炎患者の治療体制を整備するどころか、全国に120万人から140万人いるともいわれるB型肝炎ウィルス感染者の実態調査さえ行っていません。

この3年の間にも、B型肝炎ウィルスが原因で肝がんとなり死亡した患者さんもおられます。これ以上、B型肝炎の問題の解決を先延ばしすることは許されません。もう待てないのです。

先日、福岡地裁にて、全国のB型肝炎訴訟の中で、初の原告本人尋問が行われました。全国では着々と訴訟が進行しています。しかし、原告の方々だけではなく多くのB型肝炎患者全体の救済のため、早期の解決のため、国は一刻もはやく責任を認め、救済措置をとり、この問題の全面解決をすべきです。

次回の大阪地裁における弁論は、9月4日(金)です。弁論の後には、報告集会も行います。是非、法廷傍聴にご参加ください。

                                     以上






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