本文へスキップ

TEL. 06-6356-1591

〒534-0024 大阪市都島区東野田町2-3-24第五京橋ビル6階

オレオレ詐欺、振り込め詐欺にご用心  
  
                 弁護士 東垣内 清

ある縁で、オレオレ詐欺刑事事件の弁護を担当した。オレオレ詐欺という言葉を知らなかった頃のこと。
 検察官の説明では、犯人は、公衆電話の電話帳で、その名前から年寄りと思える人を選び、電話で「オレオレ!ベンツの自動車に当ってつかまって。急いで被害弁償をしないと警察へ突き出される」などと言って、100万円、大きいのでは1,000万円を準備させたという。孫可愛さに付込む巧妙さ、友人に取りに行かせると言って自分で指定場所に赴き、金を受け取るという大胆さに驚いた。
 警察庁の集計で、オレオレや振り込め詐欺被害の過去最高は、2004年の約284億円。今年はこれを上回りそうとのこと。内被害額ではオレオレが半分以上。
 最近は手口も巧妙に。オレオレでは「警察官」や「弁護士」役を登場させ、「娘」役に電話口で「助けて!」と悲鳴をあげさせ、直後に暴力団役が出てきて「示談金をすぐ振り込め」と脅すなど。
 振り込めで急増しているのが還付金詐欺。社会保険事務所を装って「年金の未払分が判明したので・・・」などと電話し、その支払いに現金自動預払機(ATM)を使うと言ってATMまで行かせ、携帯電話でATMの操作方法を話しながら現金を振り込ませるとか。
 警察庁では、被害増加の事態を受け、本年6月11日「振り込め詐欺対策室」を設置、摘発強化と被害拡大防止に力を入れることに。金融機関と総務省には、ATM周辺を妨害電波で携帯電話を不通とする対策を求める。
 「振り込め詐欺被害救済法」(通称)が、本年6月21日から施行。これを受けて全国銀行協会は、銀行振り込みを利用した犯罪(振り込め詐欺やヤミ金など)の被害者代理人の弁護士から、振込先口座に関し、所定の方法で会員銀行に情報提供した場合、その預金口座等を凍結するという内部規定を整備した。
 こうした犯罪が増えている背景には、ヤミ金への摘発が厳しくなり、暴力団やその周辺が新たな資金源として力を入れているからとか。
 くれぐれもご用心。



京橋共同法律事務所

〒534-0024
大阪府大阪市都島区東野田町2-3-24
第五京橋ビル6階

TEL 06-6356-1591
FAX 06-6351-5429